ジャック・オア・ベターのルール
ポーカーの起源は、中国で発明されてインドへ入ってきた説、エジプトからペルシャ、地中海を経てヨーロッパへ入ってきた説など様々です。
アメリカ大陸へは、1830年頃、ニューオーリンズに入植してきたフランス人たちによって紹介されました。当時、ポーカーは「Poque
(ポック)」と呼ばれ、鉄道の発達とともにミシシッピ川やオハイオ川周辺から次第に東部まで普及し、アメリカ全土に広がりました。今日、「ポーカー」は、家庭で気軽に遊べるトランプゲームの代表として、世界中で絶大な人気を博しています。
「ポーカー」には、「スタッド・ポーカー」「ドロー・ポーカー」「カリビアン・スタッド・ポーカー」など様々な種類があり、ルールは種類によって若干異なります。 「ビデオポーカー」は、一番簡単で日本のゲームセンターでも気軽に楽しまれています。
中でも、「ビデオポーカー」は、一番簡単で日本のゲームセンターでも気軽に楽しまれています。ビデオポーカーは、機械相手のゲームで、自分のペースでプレーできるので、初心者やテーブルゲームに挑戦する自信のない人でも気軽に参加できます。
遊び方:
プレーするためには、まず、チップをスロットに入れ、「DEAL」ボタンをクリックしてください。すると5枚のカードが配られます。
5枚のカードのうち、ホールド(手元にカードを残すこと)したいカードは、カードの下の「HOLD」ボタンをクリックするか、または、カードをクリックしてください。ホールドされたカードのボタンは、「RELEASE」ボタンに変わります。変更したい場合は、「RELEASE」ボタンをクリックするか、または、カードをクリックしてください。ホールドしたいカードをすべて選び終わったら、再び「DEAL」ボタンを押し、新しいカードが配られるのを待ちます。
新しく配られたカードと、先ほどホールドしたカードがプレーヤーの手持ちのカードになります。
チップは好きなだけスロットの中に入れることができます。それぞれのマシーンは、使用コインの設定(25セントコイン、1ドルコイン、5ドルコイン)ができるようになっています。例えば、10ドル分のチップをスロットに入れた場合、マシーン設定が1ドルであればコインクレジットは10、マシーン設定が25セントであればコインクレジットは40となります。
チップは最高5枚まで好きなだけスロットに入れることができますが、1度のプレーに1枚のチップを賭けてプレーするよう初期設定されています。「BET
ONE」ボタンをクリックして賭けるチップを1枚ずつ増やすことができます。
「BET MAX」ボタンをクリックすることによって、即座に5枚のチップを賭けることができます。
配当は、マシーンの上に掲示してある表にしたがって払われます。
例えば、マシーン設定5ドルのビデオポーカーで、1枚のコイン(5ドルコイン)を入れてプレーし、Royal
Flush(ロイヤル・フラッシュ)が出たとします。その場合、あなたには250枚の5ドルコイン、つまり1250ドル($5x250枚=1250)が支払われることになります。
プレーを終了しマシーンの中のまだプレーされていないチップを戻したいときは、「COINS
OUT」ボタンをクリックします。
ビデオポーカーの手の序列
Royal Flush(ロイヤル・フラッシュ)
最高の手。同じマークのカードのA、K、Q、J、10が揃っている。
例:A, K, Q, J, 10
Straight Flush(ストレート・フラッシュ)
5枚のカードの数がすべて続いており、かつすべて同じマーク。
例: 10, 9, 8, 7, 6
Four of a Kind(フォー・カード)
4枚のカードがすべて同じ数。
例: 5, 5, 5, 5, 2
Full House(フルハウス)
3枚のカードが同じ数。
例:K, K, K, 4, 4
Flush(フラッシュ)
5枚のカードがすべて同じマーク。
例: K, J, 9, 6, 4
Straight(ストレート)
5枚のカードの数が続いている (エースは、高くにも低くにも使うことができる)。
例: A, 2, 3, 4, 5
Three of a kind(スリー・カード)
3枚のカードが同じ数。
例: 9, 9, 9, A, 8
Two pairs(ツー・ペア)
2枚のカードが同じ数という組み合わせが2組。
例: 4, 4, J, J, A
ワンペアー、ジャック・オア・ベター
同ランクの2枚のカード(ジャックオアベター)
例: 8, 4, J, J, A
■ ジャック・オア・ベター(ビデオポーカー) 攻略法 ■
レベル(1)〜レベル(6)の順にチェック
■レベル(1) 既に手役が完結しているケース
■ロイヤルフラッシュ・ストレートフラッシュ・フォーカード・フルハウス・フラッシュ・ストレートが既にできている場合はそのままホールド。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■上記の手役が最初からできている確率は0.759%、ほぼ132回に1回の割合。
■レベル(2) 手役ができているがさらに上の手役が望めるケース
■スリーカード・ツーペア・A、K、Q、Jのワンペアが最初からできていれば、手役成立カードを残し、他をチェンジ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■上記の手役が最初からできている確率は19.87%、ほぼ5回に1回の割合。
■レベル(3) 4枚そろっていて1枚交換すればよいケース
■ロイヤルフラッシュ・ストレートフラッシュ・フラッシュが1枚交換すれば可能なケース。そろっている4枚を残し、1枚をチェンジ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■1枚交換すればストレートができるケース
・多くの場合、ストレートは狙わないほうが還元率は高い。
・ストレートを狙ったほうが有利な場合は、残す4枚のカードが連続した数で、2種類の数字でストレートが完成できるケース。
例 【ダイヤ9】【クラブ8】【ハート7】【スペード6】を残す。【10】または【5】で手役成立
絵札の数に関係なく、このような場合のみストレートを狙う。
■上記の場合以外は、たとえ1枚交換すればストレートできるケースでも、
(a)5枚のカードの中に絵札A・K・Q・Jが1枚でもあれば絵札を残し、他のカードをチェンジしたほうが有利。
(b)5枚のカードの中に絵札が無い場合でも、2〜10のワンペアがあればそのペアを残し他の3枚ををチェンジしたほうが有利。
(c)2〜10のワンペアも無い場合には、5枚全てをチェンジした方が有利。
■レベル(4) 絵枚A・K・Q・Jが1枚以上あるケース
■レベル(3)までに該当せず、絵枚A・K・Q・Jが1枚以上あるケースは絵札を残し他をチェンジ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■この場合還元率は84%〜94%程度。
■最初の5枚のカードのなかに絵札A・K・Q・Jが1枚以上含まれている確率は85.49%。レベル(3)までのケースを除いても、実戦ではこのレベル(4)が最も多く出現。
■仮に2〜10までのワンペアができていたとしても、絵札を残す方が還元率は高い。
■レベル(5) 絵枚A・K・Q・Jが無く、2〜10までのワンペアができているケース
■絵枚A・K・Q・Jが無ければ2〜10までのワンペアを残し他の3枚を交換することが最善。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■還元率は72%程度。
■レベル(6) 絵枚A・K・Q・Jが無く、2〜10までのワンペアも無いケース
■このケースは5枚全てを交換することが最善。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■絵札が1枚も無いケースは6.9回に1回の割合で起こりうる確率、また、最初の5枚のカードには平均1.5枚の絵札が含まれている。
■絵札が多いときはツキがある、逆の場合はツキが無い。
ジャック・オア・ベター 【2】〜【10】のワンペアが出来ている場合の還元率 ■
還元率比較 ■既に【2】〜【10】のワンペアが出来ている場合、
例【ハート10】【ダイヤ9】【クラブ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】の場合
(a)【ダイヤ9】【クラブ9】のワンペアを残し他の3枚を交換
(b)【ダイヤ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
(c)5枚全て交換
■(a)(b)(c)のうち、どの場合が最も還元率が高いのか調べてみました。
(a)【ダイヤ9】【クラブ9】のワンペアを残し他の3枚を交換した場合
還元率合計 72.09 %
(b)【ダイヤ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
還元率合計 36.93 %
(c)5枚全て交換
還元率合計 58.64 %
■結果は【2】〜【10】のワンペアを残し他の3枚を交換した場合が有利となります。
■以下はそれぞれの場合の詳細です。
(a)のケース 【ハート10】【ダイヤ9】【クラブ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】の場合で
【ダイヤ9】【クラブ9】のワンペアを残し他の3枚を交換
■この場合出来る可能性のある手役はフォーカード、フルハウス、スリーカード、ツーペアです。以下にそれぞれの手役の還元率を示します。
フォーカード
・還元率 (45/47C3) X26=1.20 %
フルハウス
・還元率 (12X4C3/47C3)X10=2.96 %
スリーカード
・還元率 (2X45C2/47C3)X4=48.84 %
ツーペア
・還元率 (12X43X4C2/47C3)X3=19.09 %
上記還元率合計 72.09 %
(b)のケース 【ハート10】【ダイヤ9】【クラブ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】の場合で
【ダイヤ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
■この場合出来る可能性のある手役はフラッシュ、スリーカード、ツーペア、A・K・Q・Jのワンペアです。以下にそれぞれの手役の還元率を示します。
フラッシュ
・還元率 (45/47C2) X7=29.14 %
スリーカード
・還元率 (3C2X3/47C2) X4=3.33 %
ツーペア
・還元率 (3C1X4C2X30/47C2) X3=1.50 %
A・K・Q・Jのワンペア
・還元率 (4X4C2/47C2) X2=2.96 %
上記還元率合計 36.93 %
備 考 ■残すカードのなかに絵札A・K・Q・Jが含まれているとワンペアが出来やすくなりますから、トータルの還元率も上がります。
(イ)絵札が0枚 例【ダイヤ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
(ロ)絵札が1枚 例【ダイヤK】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
(ハ)絵札が2枚 例【ダイヤK】【ダイヤJ】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換
■(イ)〜(ハ)のトータルの還元率は
(イ)絵札が0枚 還元率合計 36.93 %
(ロ)絵札が1枚 還元率合計 60.61 %
(ハ)絵札が2枚 還元率合計 85.03 %
■(イ)と(ロ)の場合は【2】〜【10】のワンペアを残し他の3枚を交換したほうが有利ですが、(ハ)の場合はこちらのほうが有利となります。
■(ロ)絵札が1枚 例【ダイヤK】【ダイヤ5】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換した場合
A・K・Q・Jのワンペア
・還元率 (3C1X44+4C2X3)/47C2 X2=26.64 %
■(ハ)絵札が2枚 例【ダイヤK】【ダイヤJ】【ダイヤ2】を残し他の2枚を交換した場合
A・K・Q・Jのワンペア
・還元率 (3C1X44X2+4C2X2)/47C2 X2=51.06
%
(c)のケース 【ハート10】【ダイヤ9】【クラブ9】【ダイヤ5】【ダイヤ2】5枚全て交換した場合
■上記還元率合計 58.64 % 【5枚全て交換した場合の還元率】参照
備 考 ■最初に配られ5枚のカードに絵札が含まれている場合に、5枚全てを交換するとA・K・Q・Jのワンペアが出来づらくなりますから、その場合は還元率も低下するはずです。
■50%台還元率では勝てませんから、基本的には5枚全てを交換するのは避けたほうが賢明です。
|