■ 起源
ブラックジャックの起源に関しては様々な定説があるようです、が、16世紀のフランスに由来する説が最も有力なようです。当時16世紀では、それほどメジャーなゲームでは無かったようですが、1960年代になりアメリカの数学者や経営学者、または、プロのギャンブラーたちがコンピュータを駆使して大量のデータを分析し、必勝理論・カジノ打倒戦法を作り上げてしまいました。そのおかげで、当時ラスベガスをはじめとする全世界のカジノ業界に大損害を与えてしまったことで、世界中に注目を集めるようになり、ブラックジャックの名前が世に出回るようになりました。
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■ 特徴
ブラックジャックは、ディーラーとプレイヤーがそれぞれの手の良さによって勝負するゲームです。
ブラックジャックは、手持ちのカードの数字の合計が「21」を超えない範囲で「21」に近づけるゲームです。
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■ 基本的なルール
◇絵札(J、Q、K)は10で数え、Aceは1と11の都合の良い方で数えます。最初に配られた2枚のカードがAceと10(10、J、Q、K)の組み合わせの場合は、ブラックジャックといい、ディーラの手がブラックジャックで無い限り勝ちとなり、掛け金の1.5倍(もちろん掛け金は別で払い戻されます)が支払われます。
◇配られたカードがブラックジャックでなければ、21に近づける為に、再びカードを引くことができます。または、カードを引かずに、そのまま勝負する事もできます。
◇ディーラーはカードの合計が16以下の場合は、17を超えるまで、引き続けます。21を超えてしまうとバーストといって負けになります。
◇ディーラがブラックジャックで買った場合は、通常と同じく賭けたチップが没収されるだけです。
◇ディーラーとプレイヤーの両方がバーストの場合は、プレイヤーの負けになります。
◇ダブルダウンした場合、勝ったら2倍もらえ、負けたら2倍払う事になります。
◇スプリットした場合は、それぞれの手に対して、配当/支払いが発生します。
◇インシュランスというディーラーにブラックジャックができた時の保険をかける事もできます。
◇ディーラーが Aceと6の組み合わせの場合は、各カジノによりもう一枚引くか、そのまま勝負するかは異なりますが、たいていの場合はそのまま勝負となります。
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■ゲームの流れ
○チップを賭ける
ベッティングサークルと呼ばれる枠をクリックして、チップを賭
けますチップの額が決定したら、ディ ールボタンを押す。
↓
○ディーラーが最初のカードを配る
各プレイヤーに対して、表向きに2枚づつカードを配り、最後に
ディーラー自身に1枚表向きに、もう 一枚は裏向きに配る。
↓
○カードをもらうか、そのまま勝負するかを決める
配られたカードがブラックジャックで、ディーラーの表向きのカードが10(10、J、Q、K)かAceで無い場合、プレーヤーの勝ちとなり、1.5倍の配当がされます。
ブラックジャックで無い場合は、ディーラー側のカードと自分のカードを見比べて、もう一枚もらう(Hit)か、そのまま勝負(Stand)するかを決めます。
この時にダブルダウンや、スプリットを選択できます。
Hitして21を超えてしまうと、バーストと言って、負けとなります。
↓
○Standする
手が決まったら、Standボタンを押します。するとディーラーは手を見せ、17以上になるまでカードを引き続けます。
↓
○勝ち負けを決める
最後にお互いの手を見比べて、21に近い方が勝ちとなります。
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● 基本用語
■Hit (ヒット)
もう一枚カードを引くこと。
■ STAND (スタンド)
Hitしないで、現在の手で勝負すること。
※ STAY と言う場合もある。
■ BUSTED (バースト)
「21」 を超えてしまうことで、プレイヤーは無条件で負けとなる。
■ BLACKJACK (ブラックジャック)
最初に配られたカードが、Aceと10(10、J、Q、K)の場合、
ブラックジャックといい、プレーヤーにブラックジャックができた場合
は、1.5倍の掛け金が支払われる。
※ ディーラーにブラックジャックができてもプレーヤーは賭けた
チップ分だけの支払いでよい。
※ ルールによっては、1.5倍ではない場合もある。
■ UP CARD (アップカード)
ディーラーに配られた2枚のカードのうち見えている方の
カードのこと。
■ HOLE CARD (ホウルカード)
ディーラーに配られた2枚のカードのうち見えていない方の
カードのこと。
※1 【 ダブルダウン】
最初に配られたカードとディーラーのカードを見比べて、次の一枚
のみを引く(Hit)という宣言で、チップを倍にできます。引いた数が
どんな数でも、さらにもう一枚引くことはできません。自分の手が強
くて、ディーラーの手がバーストしそうな時に使うと有効です。
※ ブラックジャックの場合はダブルダウンできません。
※2 【スプリット】
プレーヤーに最初に配られたカードが同じ数の場合、それぞれを
別々に分けて、さらにカードをもらい、独立した2つの手として、扱う
ことができます。
※3 【インシュランス】
ディーラーがブラックジャックになった時の為に、保険をかけて
おく事ができます。最初に配られた、ディーラの表向きのカードが
Aceの場合に行う事ができ、ゲームに賭けている半額を保険料
として賭けます。
ディーラーにブラックジャックができた場合は、掛け金の1.5倍
をもらう事ができ、賭けた金額はそのまま没収となるので、差し引き
ゼロとなります。ディーラがブラックジャックで無い場合は保険金
のみ没収され、ゲームが続行されます。
1.ブラックジャック攻略
ブラックジャックとは、「21」に近いほうが勝ちという単純なゲームではありません。ルールを把握しプレイヤーの特権であるオプション(選択権)を利用して戦略をたてることにより、運だけでなく実力の差がゲームに現れます。
この戦略こそが必勝法となるわけです。
2.基本用語
用 語 用 語 の 意 味
BET 賭けるチップをベッティング・サークルの中心に置くこと。
REBET 前回と同額のチップを、ベッティング・サークルに置くこと。
DEAL ディーラーがカードを配ること。
「DEAL」ボタンをクリックしてプレーを開始してください。
HIT もう1枚カードを引くこと。
STAND それ以上カードを引かないで、勝負にでること。
SPLIT 最初に配られた2枚が当価値のカードの時、2つの手に分けて別々にプレーすること。賭け金は2倍になります。
DOUBLE 最初に配られた2枚のカードを見て、あと1枚だけのカードを引く。
賭け金は2倍になります。
INSURE ディーラーのアップカードがエースのとき、インシュランス(保険)をかけることができます。インシュランスをかけていれば、ディーラーが「ブラックジャック」であった場合、保険金が2対1で支払われます。
PASS 手にインシュランス(保険)をかけないこと。
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3.プレーヤーが有利とされる一般的ルール
カジノハウスによって異なる一般的ルール
少ないディク数使用 4〜12
ディーラーの手札がA・6の時、スタンド
○
3枚以上のカードでダブルダウンできる
○
プレイヤーが6枚カードを引いてバーストしないと勝ちになる
○
A・Aスプリット後、何枚でも引ける
○
ソフトハンドでダブルダウンができる
○
ディラーが10の時、ホールドカードを見ずにプレーする
×
スプリット後、ダブルダウンできる
○
サレンダーができる
「アーリーサレンダー」
ディラーのアップカードAの場合、裏向けのカードにかかわらずサレンダーできるもの
「レートサレンダー」
ディラーのアップカードAでない場合のみサレンダーできるもの
アーリーサレンダーが
できる場合が一番有利
シャッフルは、残りカードが少なくなってする
○
各カジノによりルールがちがうので、有利な少しでも有利なカジノでプレーしよう。
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4.基本戦術
インシュランス
決してしない方が有利であるが、カウンティングにより10が多く残っている場合はしたほうが良い場合がある。
スプリット
「8・8」はバーストしないため、「A・A」はブラックジャックをねらい、常にスプリットする。
ブラックジャックになっても、配当は2倍です。
ソフトの手
親の手が「4・5・6」と悪い時、バーストの可能性が高いので賭金を倍にします。
ハードの手
自分の手が「9・10・11」の時、カードの約38%は10であり、ブラックジャックをねらいます。
スプリットの選択
子親 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
9・9 SP SP SP SP SP − SP SP
− −
8・8 SP SP SP SP SP SP SP SP
SP SP
7・7 SP SP SP SP SP SP − −
− −
6・6 SD SP SP SP SP − − − −
−
5・5 − − − − − − − − − −
4・4 − − SD SD SD − − − − −
3・3 SD SD SP SP SP SP − −
− −
2・2 SD SD SP SP SP SP − −
− −
A・A SP SP SP SP SP SP SP
SP SP SP
SP=スプリット SD=スプリット後、ダブルダウン
ソフトの手(A=11点)
子親 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
A・8 S S S S S S S S S S
A・7 S D D D D S S H H H
A・6 H D D D D H H H H H
A・5 H H D D D H H H H H
A・4 H H D D D H H H H H
A・3 H H H D D H H H H H
A・2 H H H D D H H H H H
A・A H H H H D H H H H H
H=ヒット S=スタンド D=ダブルダウン
ハードの手(AがないもしくはA=1点)
子親 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A
17 S S S S S S S S S S
16 S S S S S H H H H H
15 S S S S S H H H H H
14 S S S S S H H H H H
13 S S S S S H H H H H
12 H H S S S H H H H H
11 D D D D D D D D D H
10 D D D D D D D D H H
9 H D D D D H H H H H
H=ヒット S=スタンド D=ダブルダウン
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5.高度なカウンティングによる戦略
カウンティングとは
配られていない残りのカードの中にプレイヤーに有利なカード(10・J・Q・K)と不利なカード(3・4・5・6)のどちらが多く残っているかを判断することです。
カウンティングの仕方は
配られたカードの中に「10・J・Q・K」が入っていた場合は−1、「3・4・5・6」が入っていた場合は+1と数えます。例えばプレイヤー「3・4・5・6」、ディラー「A・10」と配られた時は、+4と−1でカウントは+3となります。
次回のゲームはプレイヤー有利と考えられますが、カードの使用ディック数により違ってきます。そこで考えられたのが、カウントを残りのディック数で割ったもので「トゥルーカウント」と呼ばれるものです。
カウントにより上記の基本戦略パターンが変化します。
(カウントが1上下すると下記も変化します。)
トゥルーカウントが+3以上 (10点札が多く残っている)
ハードハンド15・16点でのスタンドが増える
親の[10・9・8]などに対して
ハードハンド9点でのダブルダウンが増える 親の[7]などに対して
ソフトハンドのダブルダウンが増える A8で親の[6・5・4・3]、A5・A4で親の[3]、A3・A2で親の[4]などに対して
スプリットが増える 10・10で親の[6・5]、6・6で親の[2]、3・3や2・2で親の[3]などに対して
トゥルーカウントが−3以下 (10点札が多く残っていない)
12・13・14点でのヒットが増える 親の[6以下]に対して
ハードハンドのダブルダウンが減る 11点で親の[10・9・8]、10点で親の[9・8]、9点の[6・5・4・3]などに対してはヒットする
ソフトハンドのダブルダウンが減る A7・A6で親の[4・3]、A5・A4で親の[5・4]、A3・A2で親の[6・5]などに対してヒットする
スプリットが減る 9・9で親の[6・5・4・]、6・6で親の[6・5・4]、3・3で親の[5・4]、2・2で親の[4]、A・Aで親の[A]などに対して
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6.ブラックジャックで勝つためには
ブラックジャックは、スロットマシーンのように一発勝負で大当たりというゲームではありません。勝ったり負けたりと連続した勝負の中でディーラーの手札の強弱を判断し、いかに冷静に勝負するかが一番重要になります。
攻略には
基本戦略の表を見ながらゲームに参加する。
カウンティングが容易に行える点においてはかなり有利といえます。
トゥールーカウントにより次のプレーが自分に有利な場合は、賭金を増やしダブルダウンやスプリットを積極的に行うことができるし、反対に不利な時は、賭金を最低にしたりパスして期待値を上げることができます。
一発勝負できまるゲームではなく、自分に有利な場合と不利な場合での賭金をしっかりと決めておくことも大切です。
よく使われる方法として、[賭金=トゥールーカウント−1]があります。
トゥールーカウント 0 1 2 3 4 5 6
賭け金 1 1 1 2 3 4 4
基本の賭金=1の時、最大でも4倍までが良いと思います。
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